本とお茶 ときどき手紙 草径庵
横浜の住宅街に本とお茶を楽しむ空間を作りました。小さな店ですが、お茶を飲みながら自由に本を閲覧していただけます。お散歩の一休みにもどうぞ…。

プロフィール

草径庵

Author:草径庵
2012年11月横浜市磯子区にお茶を飲みながら本を楽しむお店をオープン。蔵書は文芸書・哲学書・エッセイなど。2015年11月まちライブラリーに仲間入り。「本の会」も始めました。毎週木曜~土曜9:00~16:00営業です。Twitter@booksoukeian



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近況2014年2月

草径庵が冬休みに入ってから
2度大雪が降り、慣れない雪かきに追われたのもずいぶん前のことのよう
きょうはあたたかな時間が多い一日でしたね。

みなさま
どんな2月を過ごされていますでしょうか?

草径庵店主は
普段できないことに時間を使ったりしながら
過ごしています。

先週は久しぶりに京都と大阪へ行ってきました。
人に会いに
そして草径庵がより心地よい場所になれるヒントに出会いに。
たった2日間でしたが、
「居場所を変える」ことの新鮮さに
心も体もリフレッシュされたようでした。

本との楽しい出会いもあり・・・
草径庵にまた物語が増えたかも。

3月の再開は
予定していた7日より少し遅れてしまいそうですが
3月中には
春の気分あふれる草径庵でスタートします。

申し訳ありませんが
それまで
今しばらく
お休みをいただきます。
再開のお知らせは
このブログとtwitter @booksoukeianでいたします。

よろしくお願いします。




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図書館日和

~図書館日和~

晴れた日には図書館へ行く。
雨の日は図書館で借りた本を家で読み
少し心が曇った日にも図書館へ行く。
本好きの草径庵オーナーが綴る
「図書館とわたし」の日々。



昨日は、来週末、モラエスについての講演会に参加するので
予備知識を得るための文献を探しに図書館へ。

モラエスと同時期(明治時代)に来日し、この国で一生を過ごした人物、小泉八雲には縁があって
八雲会の機関誌「へるん」のバックナンバーや著作は草径庵の蔵書でもある。
が、モラエスは読んだことがなかった。
ヴェンセスラウ・デ・モラエスは外交官としてモザンビーク、マカオに暮らしたのち、明治末期に来日、30年余りをこの国で過ごし、徳島で生涯を終えたポルトガル人。日本を紹介する作品も多数あるが、ポルトガル語のため日本ではあまり読まれないまま、今に至ってしまったようである。
わたしにとってはうっすら名前を聞いたことがあるような無いような…程度。
今回は大阪日本ポルトガル協会での講演会にお誘いいただいた。
せっかくだから、聴きに行ってみたい…でも何も知らないのではつまらない。

こんな時、わたしはまず図書館へ行く。
検索機の前で「モラエス」と人物名を入力すれば
モラエスの著書、関連本、研究所などのタイトルがずらりとあがってくる。
その中から、今日借りられるものだけをピックアップし、書架にあるものは館内をぐるっとして見つけ、
書庫にあるものは受付カウンターで出してもらう。
市内の図書館ならば、申請すれば最寄りの図書館まで運んできて貸出してもらえるのだけれど
今日はやめておく。

昨年末にふっと気づいたことがある。
草径庵には明治の面影の宿るものが多い。
そもそもこの店名「草径庵」とは明治時代の文豪幸田露伴の『観画談』から名付けたものだし、
一番古い蔵書である文芸雑誌「むらさき」は、明治生まれの大叔母の蔵書を譲ってもらったものである。
そして、最近はその大叔母の形見の着物を着て店に立つ…。
明治末期に来日し、昭和4年に不遇な生活の中で亡くなったモラエスに出会うこの偶然は
今のわたしに読むべき何か、があるのかも。
誘ってくださった方はそんなこと、知るはずもないけれど…。
そして
この講演会の日は、わたしが敬愛するスピノザの命日なのであった。
(スピノザについてはまた改めて。)

横浜ではめずらしく大雪の降る日
外出はあっさり取りやめ
今日は
ゆっくりと図書館から借り出したモラエスを読む。

昨日借りた本
『徳島の盆踊り』
『日本精神』 ともにW・モラエス著 花野富蔵訳 講談社学術文庫
『モラエスの絵葉書書簡』ヴェンセスラウ・デ・モラエス著 岡村多希子訳 彩流社
『モラエスの生涯』   岡村多希子著 彩流社